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Vol.33「親しんで活用してもらう場としての森づくりへ」


川崎区市民健康の森 海風の森をMAZUつくる会

第1回インタビュー記事 Vol.08「臨海部のオアシスを市民と行政の協働でつくる」
第2回インタビュー記事 Vol.33「親しんで活用してもらう場としての森づくりへ」

sDSC00983.jpg3年ぶりに訪れた公園はより一層緑が深くなり、延伸された羽田空港の滑走路を目の前にして飛行機が幾度となく上空を通過する。メンバーは倉庫の補修や草刈り、球根掘りなど思い思いの活動に打ち込む。市民健康の森として立ち上げの頃建てたという倉庫の中に色々な道具が使い勝手が良さそうに並んでおり、それを眺めながら代表の原田さんからお話を伺った。

■10周年を迎え、区との協働事業「森の楽園」を始める
川崎区の市民健康の森として浮島公園を選定し、呼称「海風の森」の看板を立てたのが2001年5月。それから10年間、土地を起こし植樹を重ね森づくりに励んできた。年々生息する生物の種類も増え、植樹した木々の実が落ち発芽するようになって名実ともに森として息づいてきて、さて10周年に何をしようかと考えたときに、この森をもっと多くの市民に知ってもらって訪れてもらいたいと「森の楽園」事業を企画する。川崎区の「いきいきかわさき区提案事業」に応募したところ採択され、2011年から2年間にわたって実施することになった。
「森の楽園」事業は、緑地が少なく生物多様性に触れる機会が少ない川崎区の住民、主に子どもたちを対象に、森の中での遊びを通して、体験学習・自然観察・環境学習を実施するものである。2011年度は4回、2012年度は3回開催した。最初は人が集まらず、区内小学校に案内を出し、公園の親子連れ、身内や知り合いに声をかけやっと子どもが7名の参加。それが回を重ねることにリピーターや口コミで人が増え2012年度3月には親子で70名余の参加になるほどに成長した。

■土や生き物に触れて森に愛着を感じてもらう
2013年度は、事業実施の大変さに一旦は断念したが周囲の期待に押され、夏から冬にかけて3回にわたる「森の楽園」を企画し応募、採択に至る。この夏7月下旬に第一回を実施し多くの親子がビオトープでのザリガニ釣りやソーラークッカーづくりを楽しんだ。秋、冬はザリガニ釣りや森や海の生物観察の他に、ニホンスイセンやアジサイの植え付けを行う。一緒に作業をすることで公園に愛着を持って花が咲く頃にまた訪れてもらいたいと願うもの。
sDSCF2445.jpg2011年3月の震災時には遊歩道が所々崩れたほかビオトープの水深が1mも下がり全壊したが、補修を重ねようやくもとのビオトープの半分程度に戻ってきたという。今ではザリガニが増え過ぎ他の水生生物を脅かしているが、子どもたちにはザリガニ釣りが楽しめる格好の場所となって企画に一役買っている。

■より多くの市民が親しめる場としての森づくり
多摩川河口の殺風景な工業地域の一角にある緑あふれる公園、それを市民が創り上げたという特異性から、徐々に認知度が高まってきている。市内だけでなく東京都の小学校が空港見学に併せて訪れたり、臨海部の企業が森の作業日にボランティアとして社員を引き連れてきたりと外部からの訪問者も増えてきた。
隣接する地域にメガソーラープラントやかわさきエコ暮らし未来館が出来て当初は見学者の増加を期待したが、思ったほど森までは足を延ばしてもらえていないとのこと。風力発電を備えCO2を吸収して酸素を放出するこの森を見学コースに加えるとより一層環境への興味が深まるし、また臨海部の企業にはもっとこの森を社会貢献活動に活用してもらいたい、と原田さんは語る。

sDSC00986.jpg最後に、今後やってみたいことは?と尋ねると、この森に大勢の人を集める企画として音楽会を画策しているとのこと。飛行機の音に負けない、力強い和太鼓の音を森に響かせられたら、と思いを馳せる。実行するには色々越えなければならないハードルがあるとのことだが、何もない公園から森を創り上げたこの団体なら、実現してしまうかもしれない。

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