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Vol.29「EMの可能性を引き出して、学校や地域との協働で普及を進める」


EM普及活動研究会

第1回インタビュー記事 Vol.13「EMによる環境浄化活動を通じて自然環境を取り戻す」
第2回インタビュー記事 Vol.29「EMの可能性を引き出して、学校や地域との協働で普及を進める」


■学校への普及で緊急時の対応を図る
EM_01.jpgEM普及活動研究会として、2003年から活動し始め10年になった(前回のインタビュー参照)。2005年から始めている小学校でのプールの水質浄化による環境出前授業の活動は、2011年で4校、2012年は4校で実施できた。このように学校へのアプローチを継続しているのは、生態系の自浄能力を子どもたちに体験して欲しいのと同時に水質改善されたプールの排水がひいては周囲の河川浄化へつながると代表の吉田賢治さんは語る。さらに緊急時への対応という側面もあるという。東日本大震災の後、全国各地からEM発酵液が避難所に届けられて仮設トイレの悪臭除去に活用されたという。今後大地震が予測されるなかで、避難場所になる学校現場に使える人がいれば有効活用できる。そのために出前授業の他、トイレの悪臭除去用EM発酵液を使用法とともに届ける活動を毎年続けていて、2012年度は74の小学校を廻ってきたとのこと。


■地域の河川や池の水質浄化に地域と協働で取り組む
EM_02.jpg2012年度は、かわさき環境市民活動助成金に応募し、2008年に取り組んだ向ヶ丘遊園駅周辺の水質浄化事業のフォローとして、登戸の前川掘への投入を企画した。10月の1ヶ月間でEM液を4トン投入し11月の水質検査ではパックテストのCODが75から15まで下がり匂いも半減した。もう一つの向ヶ丘遊園側では5年前のEM液3トンの効果が持続していることも観察できたという。砂地が現れ、魚の群れと川エビが観察されるなど効果が持続する事も確認出来た。今後は登戸の駅前開発が完了するまで町会や商店街を通じて継続した事業として取り組んでいきたいと語る。
等々力の蓮池に関しては2009年から3年間継続した。1年目は1トン、2、3年目は2トン投入した。3年目の2011年には近隣の3つの子ども文化センター3館合同主催で、夏と秋に2回に分けて1900個の団子作りと投入を行った。この3年間で透明度が上がりヘドロが完全に消え、底が見えてきたという。
他にも会のお膝元である江川せせらぎ遊歩道では、鯉の餌などによる富栄養化に困っていて管理運営協議会が水質浄化対策の一つとしてEMを検討しているとのことで、地元での取り組みの可能性に、小学校や地域を巻き込んだ活動につなげられたらと考えている。


■かわさきコンパクトをきっかけに広げる活動
会の活動はこの数年、かわさきコンパクトの交流会やセミナーを通じて色々と広がった。市民団体とのつながりでは、海風の森をMAZUつくる会が運営する川崎区市民の森のビオトープの水質浄化をはじめとして、2011年にはかわさき市民アカデミーで講師を務め、二ヶ領用水ウォッチング・フォーラムとは2012年3月協働で円筒分水にEM団子を沈めるイベントを開催した。市民アカデミーの講座では19名の講座生が修了し、今では小学校の出前講座のお手伝いに来るなど会の活動に積極的に関わってくれる人が増えたという。
企業に対しても日本理化学株式会社で色水分離、富士通株式会社川崎工場の生ごみ処理機の排ガスの脱臭などを手掛けた。富士通では年に数回通って活性炭の脱臭効果を上げる活性炭のEM液漬けを行っている。
これらの活動を通して、EMが持つ3つの力、抗酸化作用・非イオン化作用・無毒化作用のうち、特に非イオン化作用と無毒化作用を実体験できたと語る。これらの力を活用しようという企業はないかと模索する。


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今年は活動11年目、ここ最近では、登戸の前川掘の水質改善に寄与できたことが大きな収穫、今後も前川掘はもちろん、他の地域の水質浄化に継続して取り組んでいく、また10年後に市内の小中学校にEMが普及する姿を思い浮かべながら、学校への働きかけを広げていきたい、と語る。2012年度に川崎市が制定したCO2削減、地球温暖化対策に貢献する市民、事業者等の優れた取組を表彰する「スマートライフスタイル大賞」奨励賞(3R推進賞)を受賞し、活動に弾みがついた。
有用な微生物が増えるように仕向ければ自然界はそれに応え、自ら浄化する作用を取り戻す。「その自然の力を取り戻してあげるのが我々の使命かな、まだまだ道半ばですよ」と今後の10年への思いを新たにした。

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