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Vol.27「小さな積み重ねと継続こそが大事!-環境都市の実現に向けて」


特定非営利活動法人川崎フューチャー・ネットワーク

第1回インタビュー記事 Vol.06「地産地環の環境都市川崎を市民から発信」
第2回インタビュー記事 Vol.27「小さな積み重ねと継続こそが大事!-環境都市の実現に向けて」

川崎フューチャー・ネットワーク(以下、KF-net)は、「川崎市を“環境都市”として、市民が誇れるまちにするために!」をビジョンとして掲げるNPO法人だ。環境学習、ネットワーク形成、情報発信の3つを柱とし、2006年から活動を行っている。


■循環型社会の実現に向けた地道な取り組み
KF-netでは、「かわさき3R検証エコツアー」、「学びあいエコサロン」、「かわさき未来創造プロジェクト」の3つの活動を中心に、毎年工夫を重ねながら継続的に活動を実施している。
「かわさき3R検証エコツアー」は、循環型社会の実現に向けた3つのキーワード「Reduce(ゴミの発生を抑える)」、「Reuse(再利用)」、「Recycle(再資源化)」に関わる取り組みの現場を見学することで、川崎市の資源循環とごみの減量のあり方をともに考えようという試みだ。2012年度には、国内初の都市型バイオマス発電所である川崎バイオマス発電所に加え、川崎区浅野町の「株式会社デイ・シイ」が運営するセメント工場を訪問した。1917年の操業当時から使われているセメントのサイロが「近代化産業遺産」に選ばれるなど、川崎の歴史とともに歩んできたこの工場では、市内の産業廃棄物を受け入れてセメントとして生まれ変わらせるリサイクルの取り組みを行っている。エコタウンを中心とした川崎市の資源循環のモデルは最終的にここでセメントとしてリサイクルされることが前提となっており、ツアーを通じて、この工場が川崎のリサイクルの輪を繋げていることを実感できた、と代表の三枝信子さんはいう。
震災直後には、毎月1回第3木曜日に開催している「学びあいエコサロン」の場を使った緊急企画も実施している。「語り場」と名付けられたこの連続企画では、震災や原発事故の情報を共有しつつ、今、何ができるか、これから自分たちは何をすべきかなどを考え、共有するための機会として、多くの参加者を得た。


■「節電、ありがとう!」作戦の展開
もちろん、活動はこの3つにとどまらない。
KF-netでは、駅、店、自販機など身近にある公共の場で節電をしている写真を広く市民から募集し、ウェブサイトで褒め讃える企画を震災直後から継続して実施している。大震災は、そもそも震災前のような電気浪費が本当に必要だったのだろうか、ということを市民レベルでも実感させられた出来事であった。一方、のど元を過ぎたら熱さを忘れてしまうのが人間である。実際、一年を越える時の流れの中で、当初はできていた節電が残念ながら行われなくなってしまった例も少なくないという。多くの人びとが行き来する公共交通などの場での節電行動は、一つひとつはたとえ小さな効果しかなくても、「自分もやらなければ」という意識づけにもつながる。「節電、ありがとう!」作戦では、そうした小さな取り組みを写真として記録に残し、時間経過の中で検証していく仕組みを用意することで、「これは本当に必要か?」という意識が社会に真の意味で根付いていくきっかけを与えるものになっている。


■次のステップへ向けて-ネットワーク形成がカギを握る
「環境問題は、1つのキーワードでは解決しない」。産業、食物、気候、交通、まちづくりなど複合的で相互につながりのある問題であり、環境問題解決のためには、多様な問題意識で活動を行っている団体との協力関係が欠かせない、というのが三枝さんの問題意識だ。KF-netでも、「かわさき気候変動円卓会議(KCR)」や「多摩丘陵崖線緑地保全ネットワーク(たまよこネット)」、また川崎地域環境リーダー講座の修了生が主催する「エコ・フェスタかわさき」という川崎市内の環境活動団体が一堂に会するイベントの企画・運営に加わるなど、市内の環境活動に積極的に関与している。KF-netは小さな団体であるが、こうしたネットワークづくりを通じて、1つの団体の活動に閉じない、より大きな成果をあげることを今後も目指している。



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