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Vol.25「知識とスキルの循環を地域のコミュニティづくりに活かす」


特定非営利活動法人かわさき創造プロジェクト

第1回インタビュー記事 Vol.12「川崎市の活性化に向けてシニアが力を発揮する場を生み出す」
第2回インタビュー記事 Vol.25「知識とスキルの循環を地域のコミュニティづくりに活かす」

事業部門ごとに自立した活動へ
かわさき創造プロジェクト(以下、KCP)の活動について大下勝巳代表に伺った。

sKCP_01.jpgKCPは、地域にシニアの活動の場を創り、シニアの知恵と経験を活かして身近な地域課題を解決することを目指すとともに、地域に新たなプロジェクトを創出して地域活性化に資することを目的に活動をしている。2005年に活動がスタートし「シニア向けパソコン学習支援」、「小学校パソコン学習支援」、「ゆうゆうサロン」事業を開始。2007年には、川崎市との協働による「シニアリポーター事業」と「高齢者パワーアップ事業」が始まり、事業の柱が揃った(第1回インタビュー参照)

sKCP_02サロン.jpg現在はそれぞれの部門の活動が充実、年ごとに自立した活動として地域に根付き広がってきたという。特にシニア向けパソコン学習支援のニーズは高く、23年度は講座の拠点は3か所増えて10か所となり、年間延べ200日以上、受講者数延べ1、300人、支援スタッフ延べ540人と年々広がりを見せている。また小学校のパソコン学習支援も市内の6校で行っている。また障がい者の社会復帰のためのパソコン学習支援、生涯学習財団主催の「小学校のPC授業アシスタント養成講座」に講師として参加するなど、活躍の場が広がっている。また、ゆうゆうサロン事業では、産業振興会館から武蔵中原駅徒歩3分の「コーヒースポット・ライフ」に場所を移した。オーナーのご厚意により喫茶店の一部をサロンとして活用したものだ。駅からより近くなったことで、趣味活動を通した仲間づくりや親睦と交流の場として、より集まりやすく賑やかなサロンになった。

シニアの知識とスキルの循環で全体の質の向上を目指す
sKCP_03PCシニア.jpgKCPのパソコン学習支援は、一回の講座に数名のスタッフ、集まった講座生のスキルやニーズに合わせたカリキュラム作り、経験に基づき常に見直しをしているテキストなど、講座生に寄り添った内容で手厚いことが定評である。特に、スタッフが指導者としてのスキルアップを図って自主勉強会を開催し、互いに教えあい、チームとしての資質向上に努めているのが、KCPが提供するパソコン教室の大きな強みだ。シニアが今まで社会で得てきたスキルをより効果的に地域に返していこうという思いが活動に結びついている。また講座受講者が講座ごとにステップアップ、KCPのメンバーとして教える側になるなど、知識とスキルが循環することによって、活動を活発化させ、さらに持続可能なものにしている。このように会員の活動に対するモチベーションの高さによって、各事業部門の自立性が高まり、会員数が50名から60名と増えるなどKCPの活動は、その質を高めながら伸びていることがうかがえる。


地域コミュニティづくりへノウハウを活かす
年に2、3回、各事業部門の枠を超えた横断的な視点で、身近な地域課題解決にKCPとしてどのように立ち向かうかなどを話し合う意見交換会の機会を設けている。いわば、KCPの新たな地域事業創造の場だ。この場で、KCPの各事業部門で実現している知識とスキルの循環を地域のコミュニティづくりに活かせないだろうか、という話題があった。その中で、“豊かなシニアライフ〜地縁・好縁で健康と生きがいを! 生涯学習を核とした高齢社会のコミュニティづくり”のコンセプトから出てきたのが、仮称「川崎市民塾―学習交換所“学交”」だった。さて、どこを拠点として実現しようかというときに、学校施設有効活用モデル事業として多摩区の中野島小学校特別教室を地域の住民や団体に開放し提供する管理と運営の業務を行政から受けることになった。これは、シニア世代をはじめとする地域活動団体が主体となって、学校施設開放の管理運営を行う手法を検討するために、モデル的に行うものである。特長は、団体利用の管理業務だけでなく、生涯学習事業を組み込むことによって、シニア世代の経験、知識、スキルを生かす活動の場づくりをするところにある。


sKCP_04高齢者.jpgH24年秋にスタートして3ヶ月、25年度に向けて活動は本格化するが、各種講座を立ち上げ地域の人材を講師に招くなどシニアの知識とスキルを生かして地域コミュニティを形成するというまさにKCPの思いを具現化する場になる予定だ。一方でNPOが地域へ溶け込むことの様々な課題へのチャレンジでもあると、大下さんは語る。今後は地域との信頼関係を作り、深めながら、学校を拠点とした地域コミュニティづくりに取り組んでいきたいと新たな挑戦への意気込みは大きい。


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