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Vol.09「生ごみを宝物にする『ダンボールコンポスト』」


環境を考え行動する会

第1回インタビュー記事 Vol.09「生ごみを宝物にする『ダンボールコンポスト』」
第2回インタビュー記事 Vol.30「資源循環の実践者を増やし継続を支えるしくみをつくる」


環境を考え行動する会一日に各家庭から排出されるごみは約1.4kg、そのうちの3割は生ごみだ(H20川崎市の市民ごみ排出実態調査より)。この毎日出る家庭生ごみを、ダンボールコンポスト用基材を入れたダンボールに投入すると、約3か月余りにわたって合計50〜60kgの生ごみを、基材に住みついた微生物が分解してくれる。これが、環境を考え行動する会が実践している「ダンボールコンポスト」であり、福岡県のNPO法人循環生活研究所が研究開発した内容に基づいて普及を進めている。特別な手間は不要、臭いがなく時折かき混ぜるだけ。投入終了後は一か月かけて熟成させ肥料成分の高い堆肥として家庭菜園やプランターで利用することができる。市のごみ処理費用削減、施設への負担が軽減し、しかもごみが資源としてよみがえるのだ。各家庭の菜園などで利用するほか、麻生区内では区役所のプランターや交差点の花壇などにも利用を広げている。

環境を考え行動する会2年間で700人!地域のことは地域で支える体制を
活動のきっかけは子どもが学校から持ち帰ってきた一つの新聞だった。当時、若者が中心になって作成した“10年後の地球のために自分が動けば世界が変わる”と呼びかけた新聞だ。その新聞の内容に共鳴した代表の天野さんは、何か始めなくては、と突き動かされるように行動を開始。周囲に呼びかけ、共にその新聞を配ると同時に環境について話し合える井戸端会議の場として立ち上げたのが2007年8月。
会の一周年には200人以上集めて田中優氏の講演会を開催、会の名前の通り考えるだけにとどまらない。会を立ち上げて間もなく、生ごみを捨てるためにレジ袋は必要、というアンケート結果を目にして、生ごみを捨てない生活を提案しようと方法を模索し始めていた。2008年夏にNPO法人循環生活研究所の推進しているダンボールコンポストに出会う。その手軽さと顔の見える関係を通して広めていくという普及方針に共感して、地域で広げる活動を始めた。福岡で開催されたアドバイザー養成講座にメンバー3名が参加し、公認ダンボールコンポストアドバイザーとなって普及活動に磨きをかける。
活動開始から2年間でイベント出展16回、講座を31回こなし、今年8月末に実践者は700人を越えた。月2回の相談会や電話、訪問、メーリングリストなどでフォローをしているが、数人のメンバーでは難しいのが悩みだ。今年度はこの課題を解決すべく、川崎市全区で連続講習会を行い、各区で普及活動をする団体を作りたいと企画している。地域の実践者は地域でフォローできる体制を作ることが目的だ。また今春は知人のつながりで、横浜市の小学校4年生対象に4人に一つのダンボールコンポストを導入しそのフォローに通った。麻生区の地域コミュニティ活動支援事業として2つの小学校と保育園でダンボールコンポストを導入する企画もある。


環境を考え行動する会いろいろな連携でもっと市民に広げていきたい
最近は、行政と手を組んだ活動が始まっている。川崎市環境局に生ごみリサイクルリーダー制度があり、メンバーは6名登録している。この制度によって市を通して相談を受けたり講師を請け負ったりすることができるようになった。代表の天野さんは、「各区役所のロビーで相談会ができるようになったことは画期的だが、ボランティアで相談活動を続けるのには限界がある。できれば生ごみリサイクル電話相談窓口が常設でできるといい。行政とは理想的な連携をして市民に広めていきたい」と語る。
会の活動はダンボールコンポストだけではない。今年度、生田高校美術部の協力で、レジ袋削減のためのプレートを作成し、マイバック利用者を増やしたいと無料で地域のお店に置いてもらったり、ホームページなどで紹介したりしている。
今後は、企業と連携していくために、具体的な企画を考えていきたいと語る。以前、社員食堂の生ごみ資源化に取り組んでいる企業のイベントに参加したことがあったが、企業では、電力を使っての大型プラントであることが多く、どのような連携が取れるか模索中とのこと。
月一回の定例会では今後の活動について話し合う。コンビニの食品廃棄物をダンボールコンポストに投入したり、枯渇資源といわれるピートモスに代わる基材の可能性を求め、お店のコーヒーかすをもらいうけて試したりなど新しいことにも挑戦している。メンバーの意欲は高く、ますます活動が忙しいと顔を見合わせて笑いあった。

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