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Vol.07「音楽、絵、語り、三位一体のオリジナル影絵」


おと絵がたり

第1回インタビュー記事 Vol.07「音楽、絵、語り、三位一体のオリジナル影絵」」
第2回インタビュー記事 Vol.21「行政や地域を巻き込んだ活動からさらなる連携を求める」


sおと絵がたり01.jpg「”おと絵がたり”って、そのままなんです」という代表の加藤さんの言葉通り、おと絵がたりとは、「音楽」、「絵」、「語り」と3つの要素を取り入れ影絵の上映をしている団体だ。透明のフィルムに特殊な絵の具を使って絵を描き、それをOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)でスクリーンに映し出す。切り絵のような風合いと語りがその場の空気を優しくしてくれる。20分程度の演目の合間に手遊びを行い会場が一体感に包まれる。上映を通して小さなコミュニティを作りたいと加藤さんは語る。
元は住吉小学校の読み聞かせから始まった。子どもたちによく見えるようにと手作りの影絵をOHPで映す、そこに音楽を入れたら?と和楽器を演奏するお母さんが声をかけてくれる、絵巻物もできるようにと学校の先生と用務員が道具を手作りしてくれる。みんなの工夫が盛り込まれ、オリジナルの上映スタイルが出来上がった。地域のイベントで公演するため活動に名前を付けたのが2003年「おと絵がたり」の誕生である。
さらにPTAのサークル活動で終わらせず広く色々な人に聞いてもらいたいと、翌年市民自主企画事業に応募したときに、萩坂昇氏編集の川崎の昔話と出会った。昔話の上映を通して地域文化の継承と愛着を持ってもらうことを目的の一つに掲げ、地域貢献活動として発展させたのが市民活動団体としての第一歩となった。

sおと絵がたり02.jpgおと絵がたりが持つ「心のごちそう」の力
現在の主な活動は、年1回300人規模のホールで行う本公演と、小学校や保育園、幼稚園、高齢者施設、知的しょう害児施設などの小規模会場での年20回程度の公演を行っている。大人にも心に響くものを演じたいと、対象は幼児から高齢者までと幅広い。演目やワークショップの内容を変えることで、対象に合わせたものを提供している。今まで一番印象に残るのは、都内の療育センターでの公演。ストレッチャーが必要な人たちのために、天井に影絵を映して上映したところ、表現することが困難な人たちが、演目であるブレーメンの音楽隊の動物の鳴き声を真似して、力いっぱい喜びの表現をしてくれたことに大きく感動し、おと絵がたりの心に与える力を感じたと語る。
また、上映するだけでなくフィルムに絵を描いてもらっての作品上映会など双方向の表現活動も展開し、知的しょう害児施設などでも行っている。2010年2月、中原区の地域イベントでは、絵巻物用の長いフィルムに、子どもたちから祖父母世代まで一緒になって絵を描き、音も参加者に出してもらうワークショップ形式で上映会を行った。世代や立場を越えて、一つのものを皆で作り上げたという一体感や臨場感、達成感を得て、人がつながるツールとしての力をあらためて感じ取ることができたと語る。

sおと絵がたり03.jpgまちおこしに“おと絵がたり”を
今年行っている体験教室では、日本理化学株式会社の製品であるホタテ殻のダストレスチョークを取り入れた。かわさきコンパクトでの出会いがきっかけである。このチョークはクレヨンのようなタッチでフィルムに描くことができまた消しやすいことからワークショップの幅が広がった。また地域のつながりから、モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合が行っている出張商店街の一環で、高齢者施設での公演も実現している(2企業ともかわさきコンパクト参加企業)。
今後は?という問いに、「自分たちの活動を見てもらい、一緒にこんなことしませんか?というサプライズな出会いがしたい」と楽しそうに笑う加藤さん。外国人対象の公演をすることを考えているそうだ。耳の不自由な参加者向けに字幕をつけたことがあり、その手法を使えばできるのでは、と画策している。お互いに受け継がれている昔話を上映することで異文化交流を図りたいとのこと。それだけではない。「おと絵がたりが発信する物語を通じて、環境や人や命を大事にしていこうという『心のごちそう』を多くの人に体感して欲しい。おと絵がたり出張版を全国各地でやって、その町の昔ばなしを上映して、その後はそれぞれの村や町でおと絵がたりの上映グループができるとまちおこしにつながるのでは?」と夢は尽きない。

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