かわさきコンパクトセミナー
「成功するNPOと企業の協働〜事例から学ぶ」開催(2012年11月13日)

 2012年11月13日エポックなかはらにて、NPO法人パートナーシップ・サポートセンター(以下、PSC)の代表理事・岸田眞代さんを招き、「成功するNPOと企業の協働〜事例から学ぶ」かわさきコンパクトセミナーを開催した。

PSCは来年15周年を迎える中間支援のNPO。PSCは、すべての人が個人として尊重される豊かな市民社会の実現をめざして、地域における企業とNPOのパートナーシップを中心に、社会のさまざまな場におけるパートナーシップの形成に貢献することをミッションとしている団体。「パートナーシップ大賞」「協働アイディアコンテスト」といった事業を通じて協働を支援する対象について、PSCではすべての企業が協働につながると考えているわけではなく、NPO、そして地域に目を向けているところとの協働を進めたい、と明確なビジョンを語っていただいた。


より多くの「WIN」を
sIMG_3089.jpg岸田さんから協働の形を3つに分類して紹介いただいた。1つはチャリティ型で、企業からの寄付金・協賛金など、NPOにとって「WIN」となる形で、もっともNPOがイメージしやすい支援の形態だろう。2つ目が「トランザクション型」。協働する企業とNPO双方がメリットを享受し、発展する形だ。そして最後が「インテグレーション型」。企業とNPOが協働することでその成果が地域・社会に還元され、企業・NPO・行政も含む地域社会が「WIN」となる…そんな協働の実現に向けた活動をしている。


協働は企業活動のあらゆる分野で成立する
国際的にも組織の社会的責任(SR; Social Responsibility)がISO26000として明確に意識され7つの中核主題が挙げられているが、どの主題でも協働は実現する。企業統治(ガバナンス)での協働は国内ではNECでの事例くらいで少ないが、PSCでは「パートナーシップ大賞」という事業を通じて、企業とNPO、相容れないと思われていたものが協働の可能性を事例で示していくこと、地域・社会の課題解決に協働が寄与することの明確化を進めている。


近畿ろうきんによる「子どもたちに給食を届ける心のそしな事業」、住宅リフォーム会社OKUTAによる「こめまめプロジェクト」、東京ガスが協働した「防災ドロップ」、自動車学校が開発した「遠野ツーリズム体感合宿免許プログラム事業」、京阪電気鉄道株式会社・大津鉄道事業部が駅・電車で展開する「点から線へ、線から面へのまちづくり事業」、上越タイムス等とNPOが良い競争を生んだ「地域メディアフル活用のNPO情報発信」、札幌通運が国際貢献とつながった「はこび愛ネット」といった過去の表彰事例を具体的に紹介された。
岸田さんから、「担当者の配置・業務を明確に」「担当者が変わっても継続できるパイプをつくっておくこと」が協働のコツ、「熱い想いと向上心」が共有でき、コミュニケーションをしっかりと取れることが大事と、川崎市内の企業・NPOに向けてメッセージで締めくくった。


川崎市内の協働事例「かわさき市民共同おひさまプロジェクト」
sIMG_3093.jpg岸田さんの講演に続き、川崎市内の協働事例として「かわさき市民共同おひさまプロジェクト」の岩本孝子さんから、同プロジェクトでどう市民と企業が協働しているかの具体的な紹介をいただいた。太陽エネルギーの活用施設の実現に向けては募金を集める手段・集める場所がないというところから、資金調達の役割をNPO法人アクト川崎に依頼し、地球温暖化対策推進協議会と事業を進めてきた。川崎市が公害を克服しつつある街に今まで歩んできた中で、市民・行政・企業の対話があり、具体的には協議会で募金も進み、1号機・2号機の設置につながった。
今稼働している2号機は太陽熱温水器を市民協働で実現したもので、全国的にも稀な事例。太陽熱利用では太陽光発電と異なり瞬時にはデータが出ないが、川崎フロンターレの担当者が日々データを計測・提供してくれることで、太陽エネルギーの可視化・利用拡大を協働で進んでいる、と岩本さんは語った。

質疑応答の時間に、かわさきコンパクトが協働の「場」になるのでは、例えば企業で環境教育に目を向けている企業がどこにあるのかをかわさきコンパクトとして企業の要望をまとめてNPOに発信していくというのはどうかという意見が出た。セミナー講師の岸田さんからは、愛知で実施した協働フォーラムの事例紹介があり、今後川崎市で企業とNPOがアイディアを交わし、"商談"が生まれるようにとエールをいただいた。

※本内容はセミナーの様子を事務局にて記事としてまとめたものです。

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